MyAdminでデータが手作業で削除できない場合の対処方法です。
少数の間違ったデータをMysqlに登録またはインポートしてしまった場合、MyAdminを使用して手作業で削除したい状況が起こります。SQLが得意な人はコマンドを発行しての削除が可能なのですが、検索値に一意性がない場合などはやはり、データ一覧を表示し手作業で削除する方が手っ取り早かったりします。ただ、データ構造によっては一覧表示されたデータの先頭にチェックボックスが表示されず削除の対象データを選択できない場合があります。ここではこのチェックボックスを表示させる方法を記載しておきます。ただ、データ構造に修正を入れるため、システム全体に何らかの影響が出る可能性がありますので、あくまでも自己責任でお願いします。
① MyAdminを立ち上げ、対象となるテーブルを表示し、「構造」タブを選択します。
② 項目名の一覧が表示されるのでその下の 「（ Ａ ）個のカラムを（ Ｂ ）」に値を選択します。
（ Ａ ）には 「1」 を （ Ｂ ）には 「テーブルの先頭」 をセットし「実行」ボタンをクリックします。
③ 新規項目の属性を設定する画面になりますので、項目名を入力し（「オートナンバー」や「№」など）、A_I のチェックボックスにチェックを入れ「保存」ボタンをクリックします。
④ これで先頭にオートナンバー項目が追加されます。（オートナンバー項目とは登録順に№を連番で自動的にセットし一意性を持たせる項目になります。）
⑤ 表示タグを選択するとデータの一覧が表示されそのデータの先頭には削除の指定をするためのチェックボックスが表示されます。これで手作業で任意のデータの削除が可能になります。
データ構造を変更する際は、必ずMYSQLのバックアップ忘れずに行ってください。また、複数人で管理するデータベースではおすすめできません。先ほども書いたとおり自己責任でお願いいたします。
