Network&Server

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ITにとってサーバーは必要不可欠なものと思われがちですが、オフィスが一ヶ所だけの小規模な企業にはサーバーを置く必要はありません。なぜなら、通信機器がサーバーの機能を果たし、またPC自身にサーバーの役目を持たせることが出来るからです。予算に余裕があればサーバーを置くことは悪い事ではありませんが、予算に余裕がない場合は、現存するPC、2~3台で十分クライアントサーバーシステムが構築できるのです。
次にネットワークに関してですが、こちらはLANケーブルでネットワークに物理的につなぐだけでオフィス内のLAN環境が完成してしまいます。それほどWindowsを利用してのネットワーク環境というものは簡単なものなのです。また拠点間のネットワーク接続は、インターネット上の架空の専用回線を用いて行います。これをVPN(バーチャルプライベートネットワーク)といいます。ただし、インターネット上を自社データが行き来するわけですから、第三者からデータの傍受や改ざんを受ける可能性があります。そのためデータの暗号化技術を利用する必要があるのです。しかしこの辺りになるととても事務担当者の手に負えるものではありませんので外注の専門家に相談するのがよいかも知れません。またVPNにはインターネット回線を介さないものもあります。NNTのVPNワイドというサービスです。こちらは実際のインターネットの世界から切り離して別に用意されたインターネットスペースを利用して通信を行うサービスです。不特定多数のユーザーがいないので、悪意のあるユーザーから傍受や改ざんを受ける可能性が非常に低くなります。費用も低額で、固定IPアドレスを取得する必要もないのでインターネットでのVPNより経費は安価になります。企業規模の大小を問わず導入の評価を行ってみてはどうでしょうか?


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