船迫窯跡 瓦工房建物

船迫窯跡 瓦工房建物


瓦を製作した工房建物(奈良時代)
幅11.5m、長さ30mもある巨大建物が2棟並んで発見されました。しかし柱穴は10~15㎝と小さく、柱並びも悪いことから、豊前国分寺で使用する大量の瓦をここで製作し、乾燥、窯焼きまで保管するため、短期間に使用された、壁もない作業小屋的な建物と考えられます。
このような大型瓦工房建物跡は平城宮の瓦を生産した市坂瓦窯工房跡(上人ヶ平遺跡:京都府木津川市)に次いで2例目で大変貴重です。


福岡県築上郡築上町船迫 船迫窯跡公園にある案内板より