残念な事に8月19日、女子レスリング53kg級決勝で吉田沙保里が米国のヘレン・マルーリスに敗れ金を逃してしまった。試合後、金メダルを獲得したマルーリスは手放しで喜んでもおかしくない状況中で、涙し意気消沈する吉田の背中を悲しそうな顔で擦り、尊敬する先輩を思いやった。
その後、吉田はインタビューで「ごめんなさい」を繰り返したが、応援した人々は「一番悔しい想いなのは彼女自身に違いない」という事を理解した。
だが敗れたとはいえ吉田の「女帝」の地位は簡単には揺るぐ事はない。東京オリンピックでは彼女を凌ぐ選手が出ない限りもう一度金メダルを目指して欲しいと思うし、すぐに彼女自身もそう考えるに違いない。なぜなら「一番悔しい想いなのは彼女自身に違いない」のだから・・・。
この文章を読んだ人のリターンで「人の事よりお前が頑張れよ」と指摘されてしまった。これは正論に違いない。