前澤氏「お金をなくしたい」

フジテレビの番組で前澤友作氏が坂上忍氏に世界平和のために「お金をなくしたい」と語っておられたが、これは実現可能なのだろうか?

「コンビニエンスストアで全部タダなんです」
「働いている人がその生産活動を止めない限り、どんどん食品も生まれるし、モノも生まれる」
と前澤氏は語った。

この超共産主義的な考え方はどうやって実現できるのだろうか?
これまで社会は一部の天才や特別な才能を持つ人たちによって変革をもたらされ進化してきた。
だからこの考えも一つの変革の始まりなのかもしれないが、私には特別な才能が備わっていないためよく見通せない。
キャッシュレスの本格化を見据えての前澤氏の発言ではないのか?とも疑ってみたが、続く発言からもそうではないような・・・
確かにお金がなくなれば、強盗や窃盗は言うまでもなく殺人も相当減るに違いない。また、税金の納付も保険金の支払いも不要になり、家庭の家計簿の記帳や預金通帳の管理も意味がなくなる。これは社会全体的な無駄を大幅に省く結果となるに違いない。ただ逆に、貨幣の存在しない原始時代のような腕力武力がもの言う弱肉強食の時代が到来する可能性もある。また現実的な問題として「勤労意欲の喪失」が大きな課題となるのは過去の経験から予測できることだろう・・・ が、なにごとも否定的な考え方では未来、嘲笑の的となるやもしれぬのでこの辺で止めにしておこう。
前澤氏がこの事をどの位まで具体的に考えておられるのかは凡人では想像もできないが、面白い課題なので実現の有無は別として、ここに書き残しておこうと思う。