クラムボンってなんですのん?

深く読んだ訳ではないが、宮沢賢治の生き様や人間性は好きである。
ただ詩的感覚の薄い私は、賢治の著作が往々にして理解しがたく感じる事がある。

「クラムボンはわらったよ。」

なぬっ「ク・ラ・ム・ボン」?
「クラムボンってなんですのん?」と少し前に流行ったバズーカのフレーズが蘇る。
わらうという事は、生き物なのか?
「やまなし」と言う題名からして「プラム坊」? いやいやプラムは梅の実だ。

ぐぐって見ようとグーグルのページに飛んで「クラムボン」と入力した。
しかし「以前も検索したようなしないような」かすかな想いが浮かんだ。

「クラムボン」は「クラムボン」でよいのだ。
「クラムボンはわらったよ。」という不思議な感覚が残るだけでよいのだと、検索ボタンを押さずにブラウザを閉じた。