皆美を好むべからず

皆美を好むべからず

すべての事に完璧を求めると、心のわずらいとなり余裕がなくなってしまう。
人に完璧を求めて、人の足らないところを怒ったり咎めれたりすれば、心のわずらいとなる。
また日用の飲食、衣服、器物、家居、草木なども皆美を好むべからず。
いささか良ければ事は足りる。
完璧を好むべからず。

養生訓の巻第二に書かれている言葉です。