勝の二宮尊徳評

勝の二宮尊徳評

勝海舟は若き頃、二宮尊徳に一度だけ面会した事があるようで「至って正直な人」という印象を持ったようです。また、人にも会いに行くように勧めたと語っています。
 
二宮尊徳は神奈川県小田原市栢山(かやま)の人で、十代で両親を失い、苦労しながらも勉学にはげみ、実家再興を果たします。その後、その経験を活かし、幾多の農村復興事業を行います。以前はどこの小学校にもこの金次郎像が建っていたものですが、最近はどうなのでしょうか?
 
「時勢で人が出来て、逆境がまたよく人をこさえるということは、事実を私は確かに見ました。」と『海舟座談』は勝の言葉として締めています。