安田記念の由来

安田記念の由来

以前に「有馬記念」の由来を書きましたが、自分が知る限り固有の人の名の付くレースは、「有馬記念」の他「エリザベス女王杯」と今回の「安田記念」だったと思います。安田記念は日本ダービーを創設した安田伊左衛門氏の名から採られています。安田氏は軍人、政治家を経てのちに中央競馬会の初代理事長に就任しています。その後、「有馬記念」の由来となった有馬頼寧氏に理事長職を譲り顧問となり、その数年後、死去した際に「安田賞」が「安田記念」と改称され今に至っています。
有馬氏の死去が安田氏の1年前だったことを考えると有馬記念の歴史が1年長いはずですが、今回の安田記念が第69回で今年の有馬記念が第64回となっています。その理由は安田記念の開催数には前名称の「安田賞」の期間の開催数も含まれているためのようです。どちらにしろ安田記念は有馬記念に劣らない由緒あるレースということになります。