若宮八幡宮狛犬

若宮八幡宮狛犬

うきは市指定文化財(第一号)
若宮八幡宮狛犬(一対)
弘化二年(一八四五年)の記年銘が残る青銅製の狛犬・江戸時代、吉井の豪商で室屋と称した藤江伴右衛門の寄進である。
筑前博多の山鹿平次郎の制作によるもので、胴部に日田の漢学者、広瀬淡窓の撰文がある。
昭和五十六年十一月一日指定

うきは市教育委員会

若宮八幡宮に置かれる狛犬の案内板より。
山鹿氏は芦屋釜で有名な芦屋の山鹿を出とする博多の鋳物師。太宰府天満宮の麒麟像も山鹿氏が制作したものだと何かの本で読んだ記憶があります。撰文を書いた広瀬淡窓は福岡の亀井南冥に学び、日田に「咸宜園(かんぎえん)」を創設した儒学者。