勝海舟の不党のすゝめ

勝海舟の不党のすゝめ

勝海舟は多数の弟子や学びを請う若者が多かったにも関わらず、党を作って時世を動かそうという行動をとっていません。
この事について『氷川清話』にはこのような海舟の言葉が載せられています。
 
人を集めて党を作るのは、一つの私ではないかと、おれは早くより疑つてゐるヨ。人はみな、さまざまに長ずるところ、信ずるところを行へばよいのサ。社会は大きいから、あらゆるものを包容して毫も不都合はない。