幻想の未来のPC

幻想の未来のPC

若い頃、筒井康隆先生の「幻想の未来」という小説を読んだのですが、読み進める程に衝撃が積み重なるといった内容でした。SF作品とは分かっているものの、生々しい表現に身を硬くしながら文章を追った事が思い出されます。

話は替わりますが先日、MYPCをシステムディスクのみハードディスクからSSDに変更してみたのですが、各ソフトの立ち上がり速度が格段に高速化されました。今後、PC内からハードディスクは消滅し小型のSSDが当たり前の時代となるのかもしれません。
またSSDのアクセス速度は年毎に高速化し、メモリーもSSDと一体化し不要となり、DVDもその役目をSSDに奪われ消えてしまうと想像されます。
そしてSSDは外付けのUSB化し、続いてCPUもUSB化され、その結果マザボの各スロットは減少し、PCケースは1/4以下の大きさに縮小されるのに違いありません。それどころか各部品が小さくなり過ぎて、電源ユニット以外の全ての機能が一つのUSBに凝縮され、ディスプレーに差し込むだけでPC本体になってしまうのに、後20年は掛からなのかもしれません。
これは、自作PCだけに限りません。店頭でPCを購入する際は、代金を払ってUSB(PC本体)とキーボード、マウスを受け取って帰宅、その3点をテレビに差込みPCの完成となるのが、私のそう遠くない「幻想の未来のPC」の姿です。