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『自省録』さもなくば耐え忍べ
「人類はお互い同士のために創られた。ゆえに彼らを教えるか、さもなくば耐え忍べ。」 アウレーリウスの周りには伝えても伝わらない人が少なからずいたようです。「教え諭すことが出来なければ耐え忍ぶしかない」とこの煩 […]
『自省録』わずらわしさは主観から
「物事は魂に触れることなく外側に静かにたっており、わずらわしいのはただ内心の主観からくるものにすぎない。」 アウレーリウスにも煩わしい事が沢山あったのかもしれません。実際の出来事は自身の外側で起こる事で、そ […]
『自省録』考えを変えること
「もし誰か君のそばにいて、君のひとりよがりの考えをただし、これを変えさせようとする人がいたら、考えを変えること。」 『自省録』の第4巻に書かれる言葉です。アウレーリウスは、その変化が一時的ではなく常に正しい […]
『自省録』善事をなして悪くいわれるのは
「善事をなして悪くいわれるのは王者らしいことだ。」 これは『自省録』の第7巻に書かれている言葉です。 アウレーリウスも人間ですから、善事をなして悪くいわれた時には腹が立ったのでしょう。 「人の顔は心の命ずる […]
『自省録』賞賛を自己の一部とは考えない
「なんらかの意味において美しいものはすべてそれ自身において美しく、自分自身に終始し、賞賛を自己の一部とは考えないものだ。実際人間は賞められてもそれによって悪くも良くもならない。」 褒められれば気分も乗って、 […]
『自省録』苦手に慣れよ
「すべて君が苦手だと思うものに慣れよ。なぜならば左手は習慣のないために他のあらゆる仕事には不器用なのに、手綱は右の手よりもしっかりと持つ。それはこれに慣れているからだ。」 誰にでも苦手はあるものですが、アウ […]
『自省録』この行為の目的は?
「他人のなすあらゆる行為に際して自らつぎのように問うてみる習慣を持て。『この人はなにをこの行為の目的としているのか』と。ただし、まず君自身から始め、第一番に自分を取り調べるのがいい。」 他人の行動に無関心す […]
『自省録』主観を放り出せ
「主観を放り出せ。そうすれば君は助かる。誰が放り出すのを妨げるのだ。」 確かに主観を捨てれば、楽にはなるのでしょうが・・・。 この言葉は肯定的な表現なのか、それとも逆説的な表現なのかアウレーリウスの考えは不明ですが、状況 […]
『自省録』未来のことで悩むな
「未来のことで心を悩ますな。必要ならば君は今現在のことに用いているのと同じ理性をたずさえて未来のことに立ち向かうであろう。」 「未来のことで悩むことなどない。必要があれば君は今現在も問題を解決しているその力 […]
『自省録』ものの内部を見よ
「ものの内部を見よ。いかなるものの固有な性質も価値も君の眼を逃れることのないように。」 ものの本質を見ようとする力は大切だと思われますが、これが集団で活動する際に逆に足かせになる場合もあるようです。ただ、思 […]