『自省録』君が善事をなしたとき

『自省録』君が善事をなしたとき

「君が善事をなし、他人が君のおかげで善い思いをした時に、なぜ・・・(中略)・・・善いことをしたという評判や、その報酬を受けたいなどと考えるのか。」
 
アウレーリウスの考えは関心せざるを得ないと思われるのですが、この書は自分自身に向けて書かれたものなので、彼自身もこう在りたいという願望と現実の間で自問自答を繰り返していたのかもしれません。