4号機列伝-北斗の拳-

この台は当時のパチスロ誌では4.5号機と呼ばれていた。4号機から5号機へ切り替わる直前の機種である。
液晶の3D映像のケンシロウが荒廃した町や荒野を宿敵ラオウを探し求めて歩き回るストーリーで、ラオウが液晶上に登場した時点でボーナス確定となる。実際はこの液晶上の演出はビジュアル的なもので、リール上のチェリーやスイカの出現がボーナスの契機となっているのだが、パチスロファンはこの画期的な液晶の演出に熱狂したのである。
たとえばケンシロウの指ポキ演出、服破り演出3回連続、第三停止ボタンで赤りんご3つ演出、赤ザコキャラに北斗百裂拳などの演出で激熱(ほぼボーナス確定)。その他、獣王「ダナゾ(ダチョウ・7・ゾウ)」のドット表示、「200X年世界は核の炎に包まれた」の音声演出、放つオーラがレインボー、エイリヤンの登場、これらのレア演出は「プレミアム演出」と呼ばれボーナス確定であった。私もこれらの演出にハマリにハマリ、それまでAT機で溜め込んだコインを全て吐き出してしうことに・・・。
虎の子を失くした私は、懲りもせずゲームセンターに足を運ぶ事になる。そしてそこで見たことも聞いた事もないプレミアム演出と遭遇することになるのである。
それは2連続目の「服破り演出」で起こった。通常の服破り演出はケンシロウが上半身に力を込めると服が破け散り、ケンシロウの筋骨がさらけ出されるのだが、この時は「バシッ」という服が裂ける音と共にあろうことかケンシロウの体が弾け飛んでしまったのだ。「ムムッ・・・こ、こ、これは・・・マサカの超プレミアム演出!!」と確信した私は力を込めてBETボタンを「ベシッ」と叩き込む。しかし次の場面にラオウは登場せず、ケンシロウの姿も見当たらず、液晶画面にはただ荒廃した町にケンシロウの影だけが空しくさまよっていたのである。「も、も、もしかして・・・これは噂のバグなのか???」。以前から3D液晶画面のバグは雑誌で取り沙汰はされていたのだが・・・・・。
結局ボーナスは成立していなかったが、この時の光景は鮮烈な超プレミアム演出として私の心に刻まれる事となったのである。

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