ただ佞臣のみ重んずれば・・・

ただ佞臣のみ重んずれば・・・

ただ佞臣のみ重んずれば義臣滅し、賢臣黙り、愚臣遁走す。

太鼓持ち、提灯持ち色々言い方はあるようですが、一概に佞臣を否定する訳ではありません。大きな仕事を行うにはやはり集団の仕事となり、そのリーダーは統率力が必要になってきます。ただリーダーもひとりの人間ですから心が挫けることも少なくないはず、こんなときにはやはり佞臣の煽る力が必要で、その力はある意味、集団が目標に向かって進むための重要な力となる訳です。
ただこの佞臣が、リーダーの目の届かないところで横暴な振る舞いを行い始めると危険な奸臣となり、この行いをリーダーが止められなくなるとその集団は崩壊の道をたどって行くのです。
中国では秦の趙高、後漢の張譲、明の魏忠賢などの他にも有名な奸臣が数多くいます。日本でも道鏡などの複数の名が挙がるのかもしれませんが、極悪人となるとそうは思い浮かびません。歴史小説的には面白みがあまりありませんが、極悪奸臣が登場し難い気風は日本に生きる人間としてありがたいことなのかもしれません。
ただ、これまでの経験上、小奸臣は皆無とは言い切れませんのでご用心。