カテゴリー: KatsuKaisyu


自由自在気随気儘だよ。
およそ天下に乾児(こぶん)のないものは、恐らくこの勝安芳一人だらうよ。それだから、おれは、起きようが寝ようが、喋らうが、黙らうが、自由自在気随気儘だよ。 海舟は氷川清話(講談社学術文庫)でこのように語っています。 なるほ […]

断定するのは好まない
主義といひ、道といつて、必ずこれのみと断定するのは、おれは昔から好まない。 単に道といつても、道には大小薄濃淡の差がある。 しかるにその一を揚げて他を排斥するのは、おれの取らないところだ。 人が来て囂々(ごうごう)とおれ […]

冷静に柔軟な判断をするには
勝海舟は「氷川清話(講談社学術文庫)」でどんな時でも、どんな場面でも冷静な判断を行うための要点を次の通り語っています。 人は何事によらず、胸の中から忘れ切るということが出来ないで、始終それが気にかかるというようでは、なか […]


外交の極意は誠心誠意
「外交の極意は、誠心誠意にあるのだ。胡麻化しなどをやりかけると、かえって向こうから、こちらの弱点を見抜かれるものだヨ。」 と「氷川清話」で勝海舟は語っています。そして 「日米修好通商条約を結ぶ際は岩瀬忠震(いわせただなり […]

子供を教育するには・・・
「子供を教育するには、よほど気を付けんといかん。 あまり学問々々といって居ると、口ばかり達者になってじきに親爺をやりこめるようになるよ。 (中略) しかしそういう息子のある家の庫(くら)には遠からず蜘蛛が巣を張るよ。」 […]


必ず何か一得はあるものだ。
人はどんなものでも決して捨つべきものではない。いかに役に立たぬといつても、必ず何か一得はあるものだ。おれはこれまで何十年間の経験によつて、この事のいよいよ間違ひないのを悟ったヨ。 勝海舟談話集「氷川清話(講談社学術文庫) […]

窮屈逼塞は天地の常道ではないヨ。
海舟は「氷川清話」に方針を固持してはいけないと書いています。 我に四角な箱を造って置いて、この箱に丸い物や三角の物を詰め込むのはご苦労千万な事だ。 執一の定見をもって天下を律せんとするのは、決して王道ではない。 鴨の足は […]