カテゴリー: Draft
不足不平は一概にわるくないヨ
海舟は「定見深睡」とゆう西洋の言葉をとり挙げて、定見に固執することを戒めています。 今日の是は、明日の非、明日の非は明後日の是といふ風に、一時も休まず進歩すべきものだ。 そのためには平穏無事ば […]
海舟は性善説?性悪説?
『新訂海舟座談』で海舟は性善説、性悪説に言及しています。 孟子は、性善といい、荀子は性悪といったが、性善でもなく、性悪でもないようだが、先ず、どッちかと言うと、悪い方が多いようだ。 『性善説』 […]
勝海舟の不党のすゝめ
勝海舟は多数の弟子や学びを請う若者が多かったにも関わらず、党を作って時世を動かそうという行動をとっていません。 この事について『氷川清話』にはこのような海舟の言葉が載せられています。 人を集めて党を作るのは […]
その身を世間の風浪に投ず
天下は、大活物だ。区々たる没学問や、小智識では、とても治めて行くことは出来ない。世間の風霜に打たれ、人生の酸味を嘗め、世態の妙を穿ち、人情の微を究めて、しかる後、共に経世の要務を断ずることが出来るのだ。 こ […]
臼井六郎の叔父・八坂甚八
八坂甚八は黒船来航の年に鳥栖で生まれます。明治期に財力を元手に運送業で事業を起こし、九州鉄道の分岐点を鳥栖駅にすることにも奔走し敷地の提供も行います。この様に地域発展に尽くした甚八はその後に国会議員にも名を連ねています。 […]
『氷川清話』と『海舟座談』
『氷川清話』(講談社学術文庫)は吉本襄(のぼる)が海舟に関する記事を収集し編集した『海舟先生氷川清話』を検証再編集した談話集。 『新訂海舟座談』(岩波文庫)は海舟宅に出入りしていた巌本善治が海舟から直接聞いた座談集。 ど […]